結婚式から始まる新しい家庭の伝統文化
神前挙式が一般的になったのは戦後でした。住宅事情などで家内婚礼が困難になると共に多くの神社が神前挙式を始め、その後、神殿を設けた結婚式場やホテルなどの施設が増えるなかで普及しました。
神前挙式が数十年の短期期間で急増した背景には、神宮詣や七五三、成人式、厄払いなど、人生の節目に家族で神様へ参拝するという日本人の文化があったのも理由といえます。
近年、結婚式のスタイルが目まぐるしく変化し、チャペル挙式が多数を占めるようになる一方で形式的な挙式を嫌い、挙式を行なわないカップルも増えつつあります。
先祖から連綿と受け継がれた人生儀式のなかでも、結婚式はその日だけで終わる形式的なものではなく、新しい家庭を築く節目の儀式であり、これから一生続く家族の歴史の始まりです。
宗教的な感覚ではなく、ご先祖様や家族の絆など「和の心」を大切にしてきた日本人にとって生活に根ざした自然な婚礼スタイルといえるでしょう。